2015年07月18日

木村明子さん、いとうますみさんと吉祥寺散歩

<消しゴムはんこ通信編集部/2015年7月18日配信>

消しゴムはんこ作家・木村明子さん(くま五郎本舗)の連載
「木村明子のさんぽではんこ」をお届けします。
(毎月18日頃更新予定)



次第に暑さが増しつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。千葉県を拠点に活動している消しゴムはんこ彫り、木村明子と申します。

「木村明子という人物が各地を散歩してはんこを作る」というこの連載、今回は東京都武蔵野市の吉祥寺を散歩してまいりました。ちなみに、吉祥寺散歩はこの連載において2回目となります。


なぜまた吉祥寺を散歩したのかという説明をするために、まずは宣伝をさせて頂きたく思います。来月の8月、吉祥寺にて16名の消しゴムはんこ作家がA3サイズの額縁いっぱいに自らの個性をぶつけるというグループ展を行います。その名は「sweeeeeeeeeeeeeeeets展」。このグループ展に、私も参加させて頂きます。今回の散歩は、その会場となる吉祥寺のおしゃれカフェ&ギャラリー「tide●pool」さんにパンケーキを食べに行く、ということが主な目的として計画されました。

16名の消しゴムはんこ作家の中で、今回はJESCAの一員である いとうますみ先生(ももいろはんこ)がご一緒してくださいました。実は、いとう先生とはふたりきりでお話したことがほぼありませんでした。今回、じっくりお話してみて「きちんとご自分を持っている、しっかりした方だな」と感じました。大分お若いのにたぶん私よりしっかり度数が高いです。ちなみに散歩をした七夕に近いこの日、1日中雨が降っておりました。傘が手放せない天気の中、いとう先生はこの散歩を大変楽しいものにしてくださいました。


そんな優しいいとう先生をお連れして「中道通り」に向いました。この通り周辺には雑貨屋さんやアパレルショップがたくさん並んでいます。まずは女性に大人気の100yenショップに向いました。七夕に近い日のため店頭には笹の葉があり、自由に短冊を飾れるようになっておりました。1行目で「sweeeeeeeeeeeeeeeets展」の成功を願い、その後自身の願いを書くことに致しました。ふたりの願いがそれぞれ叶えば幸せに思います。

100yenショップで買い物をした後、雨の中を歩いていると輸入食品のお店を見つけました。中に入るとお菓子や調味料など様々な異国の食品が並んでおります。楽しく食品を見てまわり、まずは私がレジに向いました。手にしていたのは「ねり唐辛子」です。真っ赤な半固形物が小さな瓶にぎっしりと詰まっております。


レジにいたのは年若いメガネ男子です。密かにメガネ男子好きな私は愛想よくお会計を済ませてレジを離れました。少ししてからいとう先生がポップコーンの袋を持ってレジに向いました。するとどうでしょう、メガネ男子が「このポップコーン、おススメですよ」という感じでいとう先生に話しかけているのです。その様子を様々な異国の食品が並ぶ棚の隙間から見つめながら私は心の中で叫びました。「なぜなのメガネ男子!?私には最低限の言葉しかかけてくれなかったのになぜ!?持って行ったのが女子力皆無の『ねり唐辛子』だから?だって仕方ないじゃない、麻婆豆腐に入れたかったんだもの!!」と。

ためしにこの時の様子を2時間サスペンスの見出し風にしてみますと、「戦慄!!吉祥寺に咲く嫉妬の紅い花!!買い物中のうら若き主婦を見つめる黒い影!!その手に握り締められた紅(くれない)のビンに込められた想いとは!?」という感じでしょうか。完全に犯人=私設定なのがつらいところです。


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そんな(私には)もてもてのメガネ男子店員さんのお店を後にした私たちは、ぶらぶらと歩くうちに手芸屋さんに行き当たりました。中にはアクセサリーキットや布、ビーズやボタンなどがありました。ここで私は可愛いボタンを見つけ、3つ購入致しました。そしてそのボタンを自宅に戻ってからヘアゴムにくくりつけてみました。「針に糸を通し玉止めをして、何回かゴムにくくりつける(×3回)」という行為に10分近くかかるところに、私の裁縫力の限界を感じました。針で指を刺さなかっただけでも御の字です。

手芸屋さんを出た私たちはその後、いくつかの雑貨屋さんをまわってから「tide●pool」さんに向いました。「tide●pool」さんでパンケーキを食べるのは2度目になりますが、毎回そのボリュームにはびっくり致します。ふわっふわのパンケーキをナイフとフォークで切り分ける瞬間も幸せですが、パンパンになったおなかをさする終盤までその幸せが続くのですからパンケーキは偉大です。

私たちはパンケーキを食べながら、たくさんお話をしました。じっくりお話するのは初めてだけど、歳は多少離れているけれど、「消しゴムはんこ」という共通の好きなものがあれば話が尽きることはありません。大変楽しいランチタイムとなりました。

パンケーキでおなかを満たした後、駅ビルを少し見てから私たちは電車に乗りました。そこで、いとう先生が近くにある「インクの専門店」に行くとおっしゃったので同行させて頂きました。最寄り駅から5分くらい歩いてたどり着いたお店に、私たちはたぶん2時間近くいたかと思います。なぜそんなに長くいたのかというと、そのお店の店長さんの「インクに関する知識」がそれはそれは豊富だったからです。

お店の一角に「はんこの捺し方を実演します」というコーナーがあり、何気なく実演をお願い致しました。私たちが「消しゴムはんこを彫る人」だということを事前にお伝えしたところ、よりディープな内容の説明をしてくださり、必然的に私たちの質問もどんどんディープになり、などしていたら、あっという間に時間が経っていたのです。

このお店を出た時、私たちは相当ぼんやりしておりました。頭の中にはそれまでにお聞きしたインクの知識が飛び交っており、おかげ様で私の頭からメガネ男子店員さんはすっかり消えておりました。ありがたいお話です。素敵なお店に連れて行ってくださったいとう先生には心より感謝しております。

今回の散歩は「読んでくださった方に吉祥寺の素敵さを感じて頂き、グループ展にもぜひ足をお運び頂きたい」という野望を持ってなされたものなのですが、私は吉祥寺の素敵さをきちんとお伝えできたでしょうか。皆様の夏のひとときに「吉祥寺散歩」を加えて頂けましたらこんなに嬉しいことはございません。

ではまた!!


今回のお散歩:8,674歩


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